三尾は…キミの親父は
キミを贄(にえ)とし 俺を捕らえさせた。
キミはそれを知っていたのか 知らなかったのか…
今となってはどうでもいいことだけれど。
社に足を踏み入れた瞬間、己の浅はかさを呪った。
眩い光が一直線に飛来する。
ほんの一瞬のこと。
でも、咎は施行された。
俺は意識を失い、記憶を失った…
その翌日から俺たちは双子の兄弟として 社(やしろ)で生活を始めた。
三尾が何を望んで こんなふざけた記憶を俺たちに植え込んだのかはわからない。
わかりたくもない。
ただ、俺はキミなくして生きていけなくなった。
PR