ただ純粋に前を見ていて・・・
思いつくまま ただひたすら 虚構を綴っていきます・・・・・・・・・・・・
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2026年 06月 17日 水曜日 13:04
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キミの涙24
波に揺られて 海を過ぎ 黄色い絨毯にたどり着く。
ざわざわと銀杏の葉が風になびき 囁きかける。
心地よい声音は眠りを誘うけれど
だって
キミの声じゃないから 振り向かない。
熟れた紅葉が情熱を呼び覚ますけれど 心は温まらない。
だって
キミの瞳の色じゃないから。
やっぱり、キミがいい。
キミじゃないと駄目だ。
キミ以外・・・
いらないよ。
海を渡る頃には秋に差し掛かっていた。
黄色の銀杏のざわめきも、紅葉の赤もキミには遠く及ばない…
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● キミの涙 / 虚構短文詩
2006年 05月 09日 火曜日 02:33
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キミの涙23
ずるずると ずるずると 足跡を引きずって
それでも前へ 未来へ 前進し続ける。
次の白銀の地で キミに会えると 知っているから。
そう。あの名も無き木の下で。
純白の絨毯に囲まれて 笑顔のキミが出迎えてくれるから。
だから ただ純粋に前を見て往くよ。
強制的な歩みは止むことなく続く。
次の冬にはキミに会えるだろう。そう確信していた。
だから、今は迷わず純粋に前を見て往こう。
● キミの涙 / 虚構短文詩
2006年 05月 09日 火曜日 02:33
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キミの涙22
どれだけの道のりを歩めばたどりつく?
キミの面影は微塵もないけれど、
キミの歩いた道には赤い糸が見えるから。
己が半身を取り戻すために、
血の滲む切望が 渇望が 呪のように支配し
赤き糸が身体中に絡み付き 引きずられる。
長い道のりを、赤い糸を手繰り寄せながら歩み続ける。
否、赤い糸に絡みとられ引きずられている…
● キミの涙 / 虚構短文詩
2006年 05月 09日 火曜日 02:33
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キミの涙21
海の洞窟で一夜を明かす。
天上にかかる明るい月は 無数の星を従え さらに神々しく
雲のシルエットは 妙に優しさを添えていた。
この眺めをキミと見ることが出来たら…
彦星と織姫のように 1年に1度でも逢えたなら…
あの日から5年が過ぎ 背は追い越されただろうか 髪は伸びただろうか
己が姿を水面に映し キミの姿を偲ぶ。
海の洞窟で見た月は神々しく、無意識に祈る。
水面に映る己が姿に、キミを重ねる。
● キミの涙 / 虚構短文詩
2006年 05月 09日 火曜日 02:32
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キミの涙20
浜辺で独り佇む。
寄せては反す荒い波が
激しい恋慕と、弱い己が心のパラドックスを現しているようで
何時間も 何時間も じっと見守っていた。
鳥がねぐらに帰る頃
真っ赤に熟れた夕日が 何もかも飲み込んでしまいそうで
心が不安定に震えた。
キミが居ないだけで、こんなにも弱くなる自分がガキだと思った。
海の波が、自分を現す鏡のようで目を離すことが出来なかった。
そこには弱い自分がはっきりとあって、キミの在り難さが痛かった…
● キミの涙 / 虚構短文詩
2006年 05月 09日 火曜日 02:18
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キミの涙 / 虚構短文詩 ( 40 )
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虚構短文詩「キミの涙」
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