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ただ純粋に前を見ていて・・・

思いつくまま ただひたすら 虚構を綴っていきます・・・・・・・・・・・・
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いくつかの峠を過ぎて 視界が開けた。

塩の匂いが目に染みる。

あの頃は… あの頃は……

楽しかった想い出ばかりが脳裏を過ぎる。

いっぱい言い争いも、取っ組み合いの喧嘩もしたはずなのに

もう きみの笑顔しか思い出せないよ…



山を過ぎると海に出た。潮風が心地よく想い出に誘う。
キミの笑顔しか思い出せないけれど…
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野を越えて 山を越えて ただひたすらキミの元へ。

キミが愛したものを もてるだけ掻き集めて キミの元へ。

旅路のあちらこちらで キミのカケラを見つけ 心を慰める。

少しでも、キミに近づけただろうか。

たどり着けるだろうか。

この命あるうちに…



長い長い旅路の経てに、キミにたどり着くことが出来るだろうか…

蒼い空。どこまでもどこまでも。

果てはなくて。限りはなくて。

キミを想う心とどちらが大きいだろうか。

そんな ちっぽけな謎かけに

切望をひたかくす。



この空の下、どこかに居るキミに会いたくて
ただ空を見つめ続ける…

離れがたくて、離れられなくて

ずっと独りそこに佇んでいた。

桜の季節がすぐるまで…ずっとずっと ただそこに。

キミが居ないリアルは 

もう時の感覚が麻痺し、色あせ、意味もなかったけれど

この空はキミへとつながっているから、諦められなかったんだ。



桜の季節が過ぎるまで、桜の木の下で過ごした。
その間 己の時は止まってしまったけれど、
キミヘの執着は加速する一方だった。

真っ白な絨毯は、キミの笑みを思い出すカケラとなり胸を打つ。

頬を伝う涙跡は冷たくて、

拭う指さえ思い出せなくて、

心臓が痛くて…

苦しかった。



白銀を愛したキミは、白銀に笑みを落とし
その笑みはいつまでも瞼の裏でリフレインする。

虚構短文詩「キミの涙」

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